遠藤は、脊椎セッションを中心に参加してきました。
鈴木秀和先生が留学でお世話になった、Vaccaro先生の慢性腰痛に関する講演で、アメリカにおける慢性腰痛の医療費は手術費の7倍となっているが、手術が非手術に比較して、また固定術が非手術に比較して治療効果があるという根拠が数々の論文で示されず、そのため保険会社が慢性腰痛に対する医療費の支払いを中止する傾向にあるということが述べ荒れていました。
Low back pain remains mysteryと結論づけています。
日本の論補引用は大鳥先生のspine 2010のRCTが引用されていました。
また、別のセッションで、Prof Cheung Hong Knngは、理想的アライメントについて、高齢者と若年者では異なり、また、立位と座位では異なる。
どのようにdynamic SVAを決めるか、fusion levelに影響する。
歩行によって、骨盤、musclurre failure によってPJKに発生が変わる。
術前にPVMの神経学的異常をチェックした方がよいのでないか。などの発表がありました。
私は、首下がりは、頸椎後弯症のひとつであるが、1)頚部伸筋群の筋力低下、2)立位または座位での首下がり(chin-on-chest deformity)、3)他動的矯正による矯正可能を特徴としている。
DHSは頸椎前弯の低下は軽度で、C7傾斜角と胸椎後弯が顕著で上位胸椎から頸胸椎移行部での前傾化を特徴とし、腰椎前弯は減少、骨盤後傾していた。
矯正手術をする場合、typeKでは、前方もしくは後方単独による局所の後弯矯正で可能だが、typeDでは頸椎のみの処置では不十分で胸椎からのアライメント異常に対する処置が重要である。
という内容を発表してきました。